bdk parfums 香水レビュー

 香水に目覚めて一年ほどの香水初心者なんですが、お気に入りのお話がしたい気持ちと、この香水への愛が強い時に書いておきたい気持ちで執筆しております。長い旅路を経て素敵な香りに出会いました・・・♡

CRÈME DE CUIR クレームドゥキュイール

夏の終わりの香り

bdkさんの香水には一つ一つにストーリーがあります。

It’s the Indian summer, when the hot days are over and the sweet freshness of the evening begins to fall. A sensual elixir marked with white and beige hues, a pure representation of contemporary sensuality. The perfume evolves through the monochromatic style of Rothko where materials are dancing in circle one after another one. The leather is stripped down, dusted of any impurities, made it white and pure. The green notes embrace passionately while musk and bergamot push to the skies of Italy.

https://bdkparfums.com/eu_en/#fragrances-creme-de-cuir/discover

一部の訳

 暑い日々が終わり、夕方に甘くて爽やかさな秋の空気が流れるインドの夏の終わり。 現代の官能性を白とベージュの色調で表現した。この香水は、ロスコ(ロシアのカラーリストMark Rothko)のモノクロマティックなスタイルの作品のように素材が踊りながら次々と輪になっていくように変化していく。

 ストーリー性のない翻訳になってしまいましたが、ロスコさんの作品がモチーフになっているということで、作品をインスタで観てみましたが香水とアートを同時に楽しむって新しいですね。テーマと照らし合わすのが面白い。香水初心者のわたしはこんな楽しみもあるのかと感慨深く思いましたし、知らないアートの世界を垣間観れるのはいいですね。

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No. 1, White and Red, 1962 by #MarkRothko #Rothko

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Top notes
Mandarin Bergamot Pineapple
Heart notes
Pink berries White suede Sandalwood
Base notes
Vanilla Birch oil White musk Grey musk

調香師 Violanine Collas

 オープニングが素敵なのがこの香水の魅力でもあると思う。マンダリン、ベルガモット、パイナップルの華やかで爽やかな三重奏からはじまって、クリーミーなスエード、サンダルウッドが出てきます。涼しい場所で香るスエードがとても心地よくて優しい気持ちになれる。少しだけ粉っぽいところが純粋なホワイトを連想させる。一つ一つの素材が形を変えて白からベージュへ変化していく様子が気づいた時には変わっているんですが、鼻を澄ませていると変化が楽しいです。私はこの香りでレザーへの苦手意識が拭い取れました。ドライダウンした後は、柔らかい甘さが残っていてそれも肌に馴染みが良くてとてもいい匂いなのです。

 初めて嗅いだ時からmy signature scent(自分の香り)だ!と思い、こんな素晴らしい香りを自分の香りと称するのも烏滸がましく思いますが、理想の自分の香りなんだと思います。正直なところ、同じくbdkさんのRouge Smokingがすごく気になっていたので、これが自分の香りになりうるとは思ってもいませんでしたが、意外なところに存在するものなんですね。と言っても自己満足の世界ですが。そしてまた気候が変わり自分も変わることでmy signeture scentも好みも変わってくるのだと思いますが今のところはCreme de cuirとディファレントカンパニーのマジャイナシンがmy signature scentだと思ってます。(一本では収まらない)

 その他、Rouge Smokingの10mlサイズ、サンプルを頼んだもの、おまけしてくださったものがあるので簡単にレビューします。

Rouge Smoking ルージュスモーキング

Top notes
Bergamot from Italy Cherry accord Pink berries
Heart notes
Black vanilla Heliotrope
Base notes
Ambroxan Cashmeran Tonka bean Labdanum White musk

調香師 Amelie Boupgeois

 チェリーとベリーの甘さと深いバニラ。ベースのホワイトムスクが甘さを柔らかくクリーミーにしてくれているような印象。最後は甘いバニラが残る。Smokingという名前なのにタバコは入っていなくて、しかしどこか煙たさを感じます。その正体はラブダナムだと執筆しながら知りました。僅かにスモーキーでただのチェリーじゃない。そしてタバコではないスモーキーなアコードで煙たさを表現しているのも一味違って面白い。夕暮れ時、鏡の前でお化粧をする女性〜から始まるこの香りのストーリーにも惚れ込みました。作品として香水として大好きです。

まさにこんなイメージ!

TUBÉREUSE IMPÉRIALE チェベローズインペリアル

調香師 David Benedek

Top notes
Pink peppercorn Geranium of Egypt
Heart notes
Tuberose of India Ylang Ylang of Comoros Sambac Jasmine Iris Jasmine of Egypt
Base notes
Cashmeran Sandalwood Incense of Somalia Vanilla of Madagascar Patchouli of Singapour Benzoin of Sumatra Cypress

 名前の通りチュベローズがメインの香り。甘くてクリーミーなオープニングがとてもいい匂いでした。クリーミーなチェベローズとジャスミンとその他花々を砂糖漬けにしたような甘い香りがする。ドライダウンしたあとは、シロップのような甘さとチェベローズが残ってミルキーでした。

GRIS CHARNEL グリシャネル

Top notes
Fig Black tea Cardamom essence
Heart notes
Absolute of iris Bourbon vetiver
Base notes
Sandalwood from India Absolute of Tonka bean

 調香師 Mathilde Bijaoui

 この香水のストーリは踊り明かした夜と目覚めた朝のシーツの匂いという,ドキっとさせられる内容。フィグとカルダモン、ベチバーの組み合わせが個人的に最高だと思いました。甘さと柔らかさの中のベチバーがまさに踊り明かしているような世界観に思いました。そしてイリスが出てきてより柔らかく丸くなる。(シーツの匂いなのか!?)甘さの調和が天才的。

SEL D’ARGENT セルダジャン

Top notes
Essence of Italian Bergamot Grapefruit Salted accord
Heart notes
Orange Blossom Absolute from Tunisia Ylang-Ylang Essence from Madagascar Galbanum Essence from Iran
Base notes
Ambroxan Cashmeran Timbersilk White Musk

調香師 Anne-Sophie Behaghel

 訳して銀塩。夕暮れ時に海が銀色に輝いている様子。海の空気と夏の終わりという内容のストーリー。(ざっくりです)ソルティなグレープフルーツといえばソルティドッグですが、そこにベルガモットとイランイランが加わり南国な空気まさに夕暮れ時なイメージ。夜に映えるソルティな香りってなかなかない気がします。私の肌だとシトラスが沈んでしまったのですがムエットたとパッと明るいシトラス。本当に明るくて煌びやかな香りで素敵です。

CITRUS RIVIERA シトラスリビエラ

Top notes 
Essence of Moroccan Neroli Essence of Italian Mandarin Essence of Italian Lemon Fig Accord
Heart notes
Moroccan Orange Blossom Absolute Jasmine Strawberry Neo Jungle Essence Eucalyptus Essence Everlasting Flower Absolute
Base notes
White Musk Patchouli from Indonesia Vetiver from Haiti Tonka Bean Absolute

 調香師 Ralf Schwieger

 マンダリンレモンネロリそしてフィグ!これもパッと明るいシトラスノート。甘さはほぼほぼ無くて、果実を感じるほど完全なるシトラスで美味しそうです。底の方に感じるベチバーやトンカ豆の支えもあって制汗スプレーのような印象が無くていいなと思いました。とても癒されるので気分転換したい時にムエットで嗅いでます。頭脳が明晰化されるようなシャキッとした香りです。

 余談ですが、bdkは2016年に創業。ファウンダーのDavid Benedekさんは、若くして自身のメゾンを立ち上げられていて、とにかくすごいお方です。今のところベネデックさんの調香は4作品。箱にもこだわりを持っているのがすごいと思っていて、それぞれのストーリーが詰まった本のように本棚に飾れるんです。香水の家系で育ったみたいですが、だとしてもすごいと思いますし尊敬します。

以上です。お読みいただきありがとうございました。

Posted by:Risa

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